未来盗人



 多くの人は遠い未来には無頓着で有る。自分の居無い遠い未来の事等考えたくも無いのも無理が無い。化石燃料が永遠に有ると思うのは間違いで有る。産出量が減ると価格が上がり、質の悪い物も売れる様には成る。大気汚染が進み公害訴訟の狂訴が又始まる。政治家も自分の任期中には枯渇し無いと思って居るので無頓着で有る。化石燃料は炭酸ガスを排出する、近年地球温暖化が問題に成って居る。其の反面氷河期が近づいて居ると警鐘を鳴らす学者も居る。アルプスの氷河は後退して居るのは事実で有る。南極の氷床が増えて居るのも事実で有る。北極海の氷が解けるのとスバルの沈下は関係無い、永久凍土が解けて家が傾く被害も有る。極地方の氷が大量に溶けて真水が海に大量に流れ込むと深層海流が滞り海水の無酸素化が進むと言う学者も居る。真水と海水の比重の違いが要因で有る。プランクトンが死滅すると食物連鎖が乱れ。魚貝類の収穫にも影響が出る。生態系が乱れる。大雪も困るが暖冬も害虫の越冬を許し、疫病の蔓延や森林の立ち枯れを起こす。其れが更なる温暖化を招く。古代文明の発祥の地が砂漠の場合が有る。繁栄時の昔は緑豊の地で有った事が連想される。気候も大きく変わって仕舞うので有る。世界人口に増加の陰りがみられるのは農作物の収穫に限度が有る為でも有る。牛や豚や鶏を飼育するのに大量の穀物が必要な為でも有る。植物の光合成のエネルギー効率は太陽光パネルの比では無い。太陽光パネルを作るのに莫大なエネルギーが必要。地球内部が46億年経った今でも冷え切って仕舞わないのは核分裂の原子力エネルギーの為でも有る。太陽光は核融合の原子力エネルギーの為でも有る。アフリカには天然の原子炉の様なものが実際に有る。電力会社には明るい未来が損じする。原子力熱核融合発電の実現の可能性が出て来た。脱原発訴訟団が其れを口に出さ無いのも不思議でも有る。

 静かな湖面に一石を投じると円形の波紋が湖面全体に広がる。時間を逆戻しすると一か所に集まる。夜空の銀河を望遠鏡で観測すると望遠鏡から遠ざかって居る様に見える。どの方向を見てもそう観える。望遠鏡が宇宙の中心の如くに観えるが、望遠鏡が宇宙の中心で有る筈が無い。そう観える丈で有る。宇宙の進化を研究する学問に宇宙論が有る。大宇宙の構造を数式で研究する不思議な学問でも有る。極大の大宇宙と極小の量子の世界が繋がって居る事も判って居る。宇宙論の第一人者の車椅子の学者のスチーブ・ホーキング博士が死去された、享年76歳で有った。最近二つのブラックホールが合体したのが観測された。質量が合体前と勘定が合わ無い。重力波の観測にアメリカの研究班が成功した、日本も研究中で有ったが先起こされた。宇宙も時間を逆戻しにすると有る一点に集まることを意味する。ビッグバン理論が有る。其の理論で宇宙の元素比が計算出来る。観測の結果と等しい、其の元素比と生物の元素比が等しい。生物は宇宙の在り来たりの物で出来て居る事を意味する。地球の元素比とは似て無い事が重要で有る。生命の発生は宇宙では必然とも言えるが、自分が生まれて来た事は奇跡で有る。

 此の世は過ぎゆく今しか存在しない、昨日すら存在し無い、昨日した仕事は今に引き継がれるので、損をする事は無い、昨日すら無いのに、彼の世が有ると講談師の如くに観て来た様に嘘を吐き蔵を建てた俳優が昔居た。今彼の世で何をしているので有ろうか。明日の事は誰にも判らない、天気予報は可成りの精度で当たる。原発差し止め仮処分の難しさは未だ起きぬ未来の事故の危険を裁いて居る事で有る。誰にも判らぬ未来の被害妄想を裁判して居る事を意味する。実際の事故が起きると賠償訴訟を起すのにで有る、二重取りでも有る。